参考資料として Dell の InfoHub の情報をいくつかリンクを貼っておきます
▼A1
> ・Site Recovery ManagerとUnityXTを連携させた場合 UnityXTのレプリケーション設定や実行をvCetner画面から
> 操作できるようになり、Site Recovery Managerの機能としてリカバリプランの作成やボタン１クリックでリカバリが開始と
> いったことが可能になる、という理解でよかったでしょうか？
レプリケーション操作やペアの切り替えなど、一部のサイト間連携に関わる操作は可能ですが、基本的には Unity 側でサイト間のレプリケーションペアを作成し、それを SRM 側の保護グループに取り込む初期設定は個別に必要です。
設定完了した後のリカバリプランの実行などは vCenter vSphere Client の SRM Plug-in UI で操作可能となります。
▼A2
> ・UnityXTなど多くのストレージは仮想マシン単位でのレプリケーションは出来ずデータストア単位(LUN単位)での
> レプリケーションになると思いますが、Site Recovery ManagerとUnityXTを連携させた場合は仮想マシン単位でレプリケーションが可能になるのでしょうか？
VMFS / NFS データストアのアレイベースのレプリケーション利用時は仮想マシン単位ではなく、データストア単位に保護グループが指定されます。
その為、対象データストアに格納される VM データは対向にレプリケーションされます。
※ VM データはレプリケーションしててもリカバリプランでの復旧対象外にすることはもちろん可能です。
また、アレイベースレプリケーションは保護対象の VM が Storage vMotion で他のデータストアに移ると SRM の保護対象からも外れるので再設定が必要です。
VVOL を利用した VM は vSphere Replication での保護が必要です。
▼A3
> 今回SRMを使いたいという場合は vSphere Replicationを導入してSRMを連携させて使用するか、
> UnityXTとSRMを連携させて使用するかの2択になり、両方使用する意味はない理解でよいでしょうか？
同じ VM に対して、アレイベースレプリケーションと vSphere Replication による SRM での同時保護は不可となりますが、
上記の VVOL の例や、大きなデータストアに複数 VM あるうちの 1 VM だけが保護対象のとき、
または後述の MS SQL などの静止点取得のために vSphere Replication の VM スナップショット連携を使いたいときなどは併用して保護対象毎に使い分けることが可能です。
> その場合UnityXTと連携させる場合は当然 vSphere Replicationの仮想アプライアンスは不要、
> という理解でよいでしょうか？
UnityXT のアレイベースレプリケーションのみ利用の際は vSphere Replication アプライアンスの展開は不要です。
▼A4
> UnityXTのレプリケーションはVMのアプリとの連携までは考慮されていないのですが、
> SRMの機能で DBなどのアプリの静止点を取ったうえで完全な形でレプリケーションをとるような機能はあるのでしょうか？
vSphere Replication 利用時のオプションとして、Windows 系 VM であればレプリケーション実施時に VM スナップショット連携することで VSS 静止点を取得する機能が利用出来ます。
Unity 側のレプリケーションに関しても AppSync などの機能でスナップショット連携があったと思うのですが、ちょっと記憶が曖昧なので、詳細は Dell Community に投げてみるのが良いかと思います。
