VMware Fusioon 11.5 上の Windows 10 環境において、特定の Windows アプリケーションのみ vmware-host 上のファイルのオープンに失敗する現象が発生しています。アプリケーション固有の問題である可能性もありますが、どなたか解決のヒントをお持ちではないでしょうか?
[環境]
- macOS 10.15.6
- VMware Fusion Pro 11.5.6
- Windows 10 Pro 2004
[現象]
- "C:\" 配下に置かれたファイルはオープンできる。問題なし。
- "E:\" (実体は USB マスストレージ) 配下に置かれたファイルもオープンできる。問題なし。
- "\\vmware-host\" 配下に置かれたファイルはオープンできない。「ファイルが見つかりません」のエラー。
- "Z:\" (実体は "\\vmware-host\Shared Folders") 配下に置かれたファイルもオープンできない。
- この現象は弥生株式会社製のアプリケーション(「弥生会計 20」等) でのみ発生。他のアプリケーションでは同一フォルダに置いたファイルを開くことができる。
※ 同アプリケーションが何か特殊な判定を行っているのかもしれず、弥生株式会社に問い合わせるのが筋ですが、VM 環境は非サポートであるため、回答は期待できません。
[補足]
- 実験の結果 「ファイルパスに空白が含まれる」「ファイルパスが長すぎる」 といった理由ではなさそうです。
- Parallels Desktop では "\\vmware-host\" と同等の機構 (ホスト上のファイルを共有) の上で、問題なく動作しています。今回 Parallels Desktop から VMware Fusion への移行を試行しているのですが、この問題のため頓挫しています。
- <https://kb.vmware.com/s/article/1027646> に記載された内容は確認済みです。同一フォルダに置かれた別のファイルへは問題なくアクセスできているため、この種の問題ではないと考えています。
こんにちは。
Fusion による共有フォルダ上のファイルが特定アプリケーションのみで開けない原因はわからないのですが、
弥生会計等のファイルをどうしてもホストOSと共有したい場合は、ファイル配置を工夫するとよいかもしれません。
たとえば、対象のファイルを Windows 10 ゲストOSのC:ドライブのローカル フォルダに配置して、
ゲストOSの Windows の機能による共有フォルダに、ホスト OSのmacOSからアクセス(smb://~)するのはいかがでしょうか。
以上です。参考になるかどうか・・・
ありがとうございます。
逆方向の共有ですね。その方法は考えていませんでした。
ただ、本ファイルに関しては、ホスト OS と共有したいわけではなくて、ホスト OS を経由した、ゲスト OS 間 (Windows on Parallels Desktop - Windows on VMware Fusion 間) での共有が主目的なんですよね。 VMware Fusion に一本化してしまえば不要なのでしょうが、もう少し評価してみたいと思っているので。
コメント頂いて思ったのですが、ホスト OS との間のファイル共有の問題解決よりも、次のような方法を考えた方が早いのかもしれませんね。
・ホスト OS との間でファイルを同期する。
・クラウドで共有する。
より一般化した手順で再現できました。
・現象の発生有無はファイル名の文字列に依存しているようです。
・ある種のアプリケーションでのみ問題が発生します。共通点はファイルパスの文字列処理の甘さかもしれません。
[手順]
(1) 次のファイルを作成する。
\\vmware-host\Shared Folders\share\グループア.txt
※「share」部分は任意。おそらく「vmware-host」配下であれば発生する。
※「グループア」部分は重要。他にも発生する文字列はあるが、たとえば「グループ」では発生しない。
[現象]
(1) 「グループア.txt」を開く。問題なし。
(2) 「グループア.txt」で次を行う。
→コンテキストメニュー→「送る」→「圧縮 (zip 形式) フォルダー」
次のエラーが発生する。
圧縮 (zip 形式) フォルダーエラー
指定されたディレクトリ \\vmware-host\Shared Folders\share\グループア.txt は空なので、圧縮 (zip 形式) フォルダーはそのディレクトリをアーカイブに追加できません。
[対策]
ファイル名「グループア」を別の名前に変更する。