!!!! 注意 !!!!
本手順はVCSA(vCenter Server Appliance)用の手順です。
Windows版のvCenterを利用されている環境は以下のコミュニティをご参考にしてください。
vCenter vSAN health status script 取得手順 (Windows版vCenter)
vSAN Health Statusスクリプトとは、vSANの健全性サービスの状態をCLIで出力させるスクリプトです。
vSAN健全性の項目でアラートが出ている場合などにおいて、取得・解析が有効なログとなります。
取得手順
1. sshでvCenter Server Applianceへログイン(root)する。
(sshの有効化手順は ESXi、vCenter、PSCのSSH有効化 を参照)
2. デフォルト設定では、Appliance Shell にログインするため、BASHに遷移する。
Command> shell.set --enabled True <---BASHを有効にする
Command> shell <---BASHに遷移する
Shell access is granted to root
root@vc [ ~ ]#
ESXi6.5(VxRail 4.5)の場合は、rootユーザのBASHはデフォルトで有効なため、"shell.set --enabled True"の実行は不要
デフォルトのシェルをBASHにしたい場合は下記をご参照ください。
https://kb.vmware.com/s/article/2100508
3. 下記コマンドを実行
# python /usr/lib/vmware-vpx/vsan-health/vsan-vc-health-status.py > /tmp/vsan-vc-health-status.txt
4. 生成されたファイル(/tmp/vsan-vc-health-status.txt)をファイル転送サービス(WinSCPなど)で取得
デフォルト設定では、VCSAにログインするとAppliance Shellと呼ばれるシェルにログインする仕様になっています。
Appliance ShellはSFTPやSCPに対応していないため、WinSCP等のファイル転送ソフトでVCSAにログインしてもログを作業端末にダウンロードすることができません。
クライアント側からファイル転送ソフトやscpコマンドを使用してファイルを受信したい場合は、
下記のKBを実施してVCSAのデフォルトシェルをBashに変更する必要があります。
WinSCP を使用してファイルを vCenter Server Appliance にアップロードするとエラーが発生する (2147941)
https://kb.vmware.com/s/article/2147941
または、VCSAのローカル側からsftpコマンドやscpコマンドを使用して、リモートホストにファイルを送信する方法もあります。
こちらの手順では、コマンドはVCSAのBash Shell上で発行されるため、デフォルトシェルを変更する必要はありません。
リモートホストがSFTPやSCPに対応している必要がありますが、一旦リモートホストにログを転送すれば、WinSCPでファイルをWindows端末などにダウンロードすることができます。
以下の手順でログを出力させることも可能です。
3'. ターミナルソフトウェアのロギング機能を使用する
4'. 下記コマンドを実行
# python /usr/lib/vmware-vpx/vsan-health/vsan-vc-health-status.py
ターミナルソフトウェアのロギング機能で生成されたログファイルを送付してください。
###参考情報########
vSAN 健全性サービス - クラスタの健全性 - vSAN 健全性サービスの最新状態 (2148709)
https://kb.vmware.com/s/article/2148709
vSAN Health Service - Cluster Health - vSAN Health Service up-do-date (2107705)
https://kb.vmware.com/s/article/2107705