VxRail : VxRail APIを利用したDNS/NTP変更手順

VxRail : VxRail APIを利用したDNS/NTP変更手順

■VxRail Rest APIについて

VxRail ManagerではAPIを提供しており、APIを利用してVxRailのDNSやNTPの設定変更が可能です。
VxRail ManagerのAPIに関するドキュメントはAPI User Guideというものが提供されていますが、
Dell Technologies Developer というサイトにも各製品のProduct向けのAPIガイドがあり、
VxRailもこのサイトでAPI情報を提供しているため、Developer サイトにて新しい情報が展開されております。
 
Dell EMC VxRail API User Guide
 
Explore APIs
⇒ VxRail API
 
実際の利用法としては、下記のURLへアクセスすることでGUIベースでのAPI利用が可能となっております。
https:// <VxRail Manager IP>/rest/vxm/api-doc.html
 
APIのメニューでは下記のような画面が表示されます。
画面ははDNS情報を取得するGet DNSのAPI例(オレンジ枠)です。
画面上にはそのAPIに関する情報や実際に実行するRequest(赤枠)や、
Responseコードごとの項目の説明(黄色枠)が提供されています。
またResponse結果例(紫枠)やサンプルコード(緑枠)も提供されています。
Menu.png

 

なお英語版のみとなりますがYoutubeでも動画にて利用方法についてご案内しておりますのであわせてご参照ください。
 
 
API利用方法の参考手順としてDNSの変更手順をご紹介します。
※設定変更系のAPIを利用する際は作業前にVxRail ManagerやVCSAのスナップショットをご取得しておくことを推奨いたします
 

■DNS変更手順例

※NTPの場合は"Get DNS" や "Set DNS" の項目を"Get NTP" と "Set NTP" のAPIに置き換えて下さい
 
1.VxRail REST APIのページへアクセスします。
https:// <VxRail Manager IP>/rest/vxm/api-doc.html
 
下記のようなVxRail REST APIのOverviewが表示されます。
VxRail Manager Serverにて正しいVxRail Manager IP が表示されていることを確認してください。
Overview.png

 

 

画面左側に目的ごとにAPIが区分けされております。「>」マークを押下することで、利用可能なAPIが表示されます
DNSやNTPに関するAPIはSystem informationを展開してください
system_information.png

 

2.現在のDNSの設定を確認するため、System information > Get DNS of VxRail cluster を選択します
Get_DNS_of_VxRail_cluster.png
 
3. Get DNSのAPIのメニューに遷移しますので、画面右側のAuth欄に、User(administrator@vsphere.local) / password を入力し、「Send Request」を押下することでAPIを実行できます。
Auth.png
 
APIの実行結果が"Response"として表示されます。
実行結果については、「Responses」にあるレスポンスコードごとに情報がございます。
response.pngresponses_info.png
 
4.次にDNSの値を変更するため、System information > Set DNS of VxRail cluster を選択します
Set_DNS_of_VxRail_cluster.png
 
5.Set DNSのAPIのメニューに遷移しますので、IPアドレスの変更をAPIを利用して実行します
・画面右側のAuth欄に、User(administrator@vsphere.local) / password を入力
Auth_set.png
 
・Body欄に必要な情報を入力します。入力に関する情報は画面左側の「Body」欄に情報があります。
- components:"VXM" 又は "ALL" を入力してください
 ※VXMはVxRail Managerの変更、ALLはVxRail Manager/VCSA/ESXi の変更 (デフォルトではALL)
 
- 設定するServerが一つの場合は、下記のようにServersの項目を編集します(最後の","も削除してください)
DNS_Servers_example.png
 
情報を入力後、「Send Request」を押下することでAPIを実行できます。
※下記Bodyの実行例は、componentsを"VRM"、serversに2つのIPアドレスを指定しているため、
 VxRail Managerの設定を指定した2つのIPアドレスに変更する、といったものとなります
API_Body_example.pngAPI_Body_example_info.png
 
APIの実行結果が"Response"として表示されます。
実行結果については、「Responses」にあるレスポンスコードごとに情報がございます。
("200 OK"と出ていれば変更が正常に完了しています)
set_response.pngset_responses_info.png
 
 
 
上記でAPIを利用したVxRailのDNS設定変更が完了します
 
 

■補足

●新しいDNSサーバーでの名前解決ができるかの確認について
VxRail Managerにmysticユーザーでログインし、
digコマンドを利用することで新しいDNSサーバーで名前解決ができるか確認することが可能です。
変更前に必ずVxRail ManagerやVCSA, ESXiの名前解決ができるか確認をお願いいたします。
 
# dig @<DNS IP> -x <確認対象のIPアドレス> +short 
# dig @<DNS IP> <確認対象のFQDN> +short 
 
問題ない場合には以下のようにそれぞれ正逆ともに結果が返ります。
mystic@vxm-XXX:~> dig @<DNS IP> -x <確認対象のIP(例 ESXiのIP)> +short
<確認対象のFQDN(例 ESXiのFQDN)>
 
mystic@vxm-XXX:~> dig @<DNS IP> <確認対象のFQDN(例 ESXiのFQDN)> +short
<確認対象のIP(例 ESXiのIP)>
 
 
Version history
Revision #:
4 of 4
Last update:
‎07-09-2023 07:51 PM
Updated by:
 
Contributors