VxRail上のvSphere製品のライフサイクルにつきまして ~ サポート期限は大丈夫ですか?~
VxRail上のvSphereをはじめとしたVMware製品につきましては、
VMware社のサポートポリシーにしたがって対応を行わせて頂いております。
2022/10/15以降 vSphere(vCenter/ESXi)6.5,6.7 はジェネラルサポートが終了し、
テクニカルガイダンスのフェーズとなることに伴うサポートの違いについてご説明致します。
VMware製品におけるサポートフェーズについて
VMware vSphere製品では以下の段階でのサポートフェーズがございます。

・ジェネラルサポートフェーズ
メジャーリリースの一般発売日(GA)からジェネラルサポート終了(Enc of General Support)
となる日時までの間、メンテナンスアップデートとアップグレード、不具合とセキュリティの修正、
技術情報の提供等が提供されます。
・テクニカルガイダンスフェーズ
ジェネラルサポートが終了してテクニカルガイダンスフェーズとなったバージョンでは、
メンテナンス アップデートおよびアップグレード、新たなセキュリティ パッチやバグ修正、
ハードウェアのサポート(ドライバ等含む)、サーバ/クライアント/ゲスト OS のアップデート
等の提供がされなくなり、ジェネラルサポート終了日までに発見されている既存の問題や事例,
ドキュメント等の公開されている情報からのご案内のみのフェーズとなります。
テクニカルガイダンスとなった時点で確認されていなかった新たな事象に関しましては、
基本的に不具合修正等は提供されない他、調査の結果として要因特定不可となり、
対処策としてその時点でのジェネラルサポートフェーズであるバージョンへのアップグレードを
ご提案させていただくことも多く、ご期待に沿った回答が行えない場合が御座います
(回避策をご提示させて頂くための前提条件として、バージョン更新を実施頂く場合が御座います)。
※VMware社のサポートポリシーでは重要度 1(Sev1)のサポートは同フェーズでは行われておりません。
VxRailの場合にはSev1の場合弊社で受付させていただき調査等は行わせていただきますが、
その中でVMware製品の問題の可能性がある場合にはVMware社のサポートポリシーに準拠しますので、
それまでの既知事象として発見・公開されていない問題についてはジェネラルサポートフェーズの
バージョンへのアップグレードのご提案となる場合がございます。
※VxRail製品の場合にはテクニカルガイダンスフェーズとなった際にもお電話での受付も可能でございます
・サポート終了(EOSL)
テクニカルガイダンスフェーズが終了しますと、サポート終了となります。
この場合、ライセンスをお持ちであった場合でもライセンスの使用と、
お客様ご自身によるVMware Knowledgeの検索等は提供されておりますが、
サポートへのVMware製品のお問い合わせ調査は行えなくなります。
※VxRailの場合にはサポート終了となったバージョンをご使用の場合には
ハードウェア部分のみ対応が可能です。そのためまずはハードウェアの問題か否かを
拝見させていただき、ソフトウェア要因との判断に至った場合については、
対応致しかねる場合が御座います。
以上のことから、テクニカルガイダンスのフェーズとなったバージョンについては
お客様のご期待に添えかねるサポート体験となる場合が御座いますので、あらかじめご了承ください。
テクニカルガイダンスのフェーズとなったバージョンをご使用の場合には、
お早めにジェネラルサポートフェーズのバージョンへのアップグレードをいただくことをおすすめいたします。
参考:
VMware Product Lifecycle Matrix
https://lifecycle.vmware.com/#/
VMware のライフサイクル ポリシー
https://www.vmware.com/jp/support/lifecycle-policies.html
仮想基盤を将来にわたって安全かつ快適に使い続けるために〜vSphere のライフサイクル対応をしっかり検討〜(1/3)
https://juku-jp.vmware.com/solutions/vsphere-lifecycle-policy/