NSX-VとNSX-Tですが、どちらも環境を構築する上では、"NSXの管理アプライアンス"の展開が必要です。
NSX-Vの場合は、”NSX-Manager" 1台と、”NSX Controller Cluster Node"が3台、最低でも4台の仮想アプライアンスが登場します。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-Data-Center-for-vSphere/6.4/nsx_64_install.pdf
NSX-Tの場合は、バージョン次第ですが、最新では”NSX Manager"3台が必要です。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-T-Data-Center/3.0/nsxt_30_install.pdf
ご質問が、”最低限必要なホストの台数”という事ですから、これについて言えば、3台と言えます。
理由については、どちらの製品も、ネットワークの制御プレーンを管理します”NSX Controller Cluster(以下NCC)"ノードを異なるホストに配置をするためです。
3台中1台の障害を許容出来ますため、これを2ノードクラスターで構成するとなると、どちらかのノードに2台のNCCがよってしまい、SPOF(Single Point of failure)となります。
但し、検証環境ではここまでの冗長性は不要である、というのであれば1台のホストにNCCの機能を持つアプライアンスを3台混在させることも可能です。
(勿論検証環境でどこまでの再現をするか次第になると言えます)
また、NSXはその機能を提供する際に、上述しているアプライアンス以外にも、機能ごとに展開する必要がある仮想マシンが存在します。
NSX-Vでは、”Edge Service Gateway"、”分散論理ルーター制御仮想マシン”
NSX-Tでは、”NSX Edge"
上記2つともで、サードパーティ製品との連携をする場合には、”SVM(サービス仮想マシン)”も必要です。
ですので、NSXの環境を構築する際には、予めどの機能を使うのか?ということをお決めいただければ、もう少し細かく情報を絞ることは可能だと言えます。
Yamato Sakai
Technical Training Instructor | Dell Technologies Education
VCP-DCV 5,6.x, 2020, 2021
VCIX-DCV
VCIX-NV
vSAN HCI Master Specialist