現在、仮想基盤サーバにESXi(7.01)をインストールし、サーバ構築を行っています。データストアとして外部ストレージを接続し、ストレージ上に仮想マシンを構築しています。
サーバ:HPE DL360 Gen10 ×2
ストレージ:HPE MSA1060
①ESXi上から見た空き容量と、ストレージから見た空き容量が異なっています。
ESXi上だと残り2.64TBと表示されるのに対し、ストレージ上だと5.2TBが使用可能になっています。
ストレージは900GB×9(RAID6+ホットスペア1)の実容量5.4TBに設定されています。
構築に使用している仮想マシンの合計使用容量が2.3GB超なので、ESXiの表示容量は適切のように思われます
(ESXi上のストレージキャパシティは4.89TBです)
空き容量の表記に差があるのは、何か理由があるのでしょうか。
こんにちは。
2パターンほど理由がありそうかなと思いました。
パターン1
ESXi上の仮想ディスクには下記のように3種類のプロビジョニング形式があるのですが、シック プロビジョニング (Lazy Zeroed)で作成されているためかもしれません。
シックでも「Lazy Zeroed」の場合は、ESXi/データストアから見た空き容量は仮想ディスク作成時に(仮想ディスクの容量分)減りますが、ストレージ機器側(MSA)の容量は、実際に仮想マシンがデータ書き込みをしたタイミングでを消費します。
パターン2
ESXi 側ではなく、ストレージ機器側(MSA)でシン プロビジョニングになっているかもしれません。
一応MSAにも、シン プロビジョニング機能はあるようで、この場合は、ESXi側での仮想ディスク形式のシン/シックに関わらず、ストレージ側の空き容量が多く見えることもあるかなと思います。
どちらかのパターンということではなく、パターン1と2の両方が原因ということもありえます。
以上です。ご参考まで・・・
ご連絡ありがとうございます。ESXi上の仮想マシンを確認したのですが、「シンプロビジョニングではない」という表記なので、パターン①の可能性もありそうです。シックプロビジョニング2種を判別する方法はありますでしょうか?
こんにちは。
仮想ディスクの形式は、仮想マシンの「設定の編集」を開いて、「ハードディスク 1」などを展開してみると「タイプ」欄で確認できます。
たとえば、タイプが「シック プロビジョニング (Lazy Zeroed)」のように表示されているかなと思います。
ちなみに、VMFS 上で仮想マシンを作成した場合、デフォルトでは「シック プロビジョニング (Lazy Zeroed)」になります。
ご連絡ありがとうございます。
仮想マシンの方が、シック プロビジョニング (Lazy Zeroed)になっていることを確認いたしました。ありがとうございます。
MSAのプロビジョニングに関しては調査中ですが、ひとまず納得がいった時点で有難いです。ありがとうございました。