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2020

自宅ラボの vSphere を眺めていたら、クラスタの vMotion 数がいい感じに増えていました。

そこで vMotion と DRS の様子を、vCenter Server と vRealize Operations Manager(vROps) で

観察する Tips を紹介しようと思います。

今回の環境は、vCenter 6.7 U3 + vROps 8.0 です。

 

vCenter / vSphere Client での vMotion 観察。

まず、クラスタでの vMotion 数についてです。

vCenter Server では、クラスタごとに vMotion 実行数を記録しています。

自宅ラボのクラスタ「infra-cluster-01」では、これまで 45781 回の vMotion が実行されたことがわかります。

このクラスタでは vSphere DRS が有効化されており、ほとんどの vMotion は自動実行されたものです。

検証環境なので使用リソース増減も激しく、結構頻繁に vMotion が発生します。

drs-vmotion-01.png

 

vMotion の合計移行回数は、vSphere Client のパフォーマンス チャートでも表示できます。

対応しているカウンタは、クラスタの「仮想マシン操作」→「vMotion 数」です。

drs-vmotion-02.png

 

直近1年間の、vMotion の積み重ねが可視化されました。

いい感じに自宅ラボが使われていそうな気がします。

しかし、パフォーマンス チャートの情報は一定期間ごとにロールアップされてしまうため、

vCenter だけでは詳しく vMotion の様子を確認しにくいかなと思います。

drs-vmotion-04.png

 

そこで、vRealize Operations Manager(vROps)でも、

このクラスタでの vMotion の様子を見てみます。

 

vRealize Operations Manager での vMotion 観察。

vROps を利用すると、過去にさかのぼって一定間隔ごと(最短で5分間隔くらい)の vMotion 数が確認できます。

これで、クラスタで普段と異なる動きがないか確認することもできます。

2月23日あたりのグラフ上昇は、自宅ラボの ESXi を1台ずつローリング アップデートしたため vMotion が特に増えています。

※残念ながらこの vROps は最近デプロイしたもので1年間の情報が蓄積されていないため、年間通してのチャートは表示しません。

drs-vmotion-05.png

 

さらに、vMotion が DRS によるものか、それ以外(手動 vMotion)なのかも可視化できます。

赤枠内の紫線のところだけは、DRS ではない手動 vMotion のはずです。

drs-vmotion-06.png

 

おまけとして・・・

本来の利用方法ではないと思いますが、VM がどの時間帯に、どの ESXi ホストにいたかをチャートに表示することもできます。

VM(例では lab-rancher-01)の「メトリック」で、「サマリ」→「親ホスト」のチャートを表示すると、

時系列で VM がどの ESXi で稼働していたか確認することができます。

ただし、ESXi がチャートの縦軸で表現されているので、ESXi 台数が多くなると見にくいかもしれません。

この例の VM は、5台 の ESXi (クラスタは 6ノードですが)の間だけで移動しています。

drs-vmotion-07.png

 

DRS / vMotion の観察方法はいろいろあり、vCenter のイベント情報や他の vRealize 製品でも違った見方ができます。

今回は、あえて GUI で簡単に確認できそうな方法を選択してみました。

 

以上、vMotion 観察の Tips 紹介でした。