vSphere Integrated Containers (VIC) 1.1 がリリースされました。

VMware vSphere Integrated Containers 1.1 Release Notes

 

VIC 1.1 では、1.0 とはソフトウェアの提供形式が変更され、

これまでバラバラだった下記 3コンポーネントが

1つの仮想アプライアンス(vSphere Integrated Containers Appliance)にまとめられました。

  • VMware vSphere Integrated Containers Engine 1.1
  • VMware vSphere Integrated Containers Registry 1.1 (harbor)
  • VMware vSphere Integrated Containers Management Portal 1.1 (admiral)

 

ということで、VIC Appliance を vCenter にデプロイしてみました。

仮想アプライアンスの ova ファイルは、MyVMware からダウンロードします。

 

Download VMware vSphere Integrated Containers 1.1.0

https://my.vmware.com/en/web/vmware/details?downloadGroup=VIC110&productId=614

 

マニュアルは、下記のあたりです。

Deploy the Appliance · VMware vSphere Integrated Containers 1.1 Documentation

 

 

VIC Appliance のデプロイ。

 

今回は、vCenter Server Appliance 6.5 d にデプロイしています。

 

vSphere Web Client でデプロイ先のクラスタを右クリックして「OVF テンプレートのデプロイ」。

vic-11-deploy-01.png

 

ダウンロードした .ova ファイルを選択します。

今回は、vic-v1.1.0-bf760ea2.ova というファイルを使用しています。

vic-11-deploy-02.png

 

デプロイする仮想アプライアンスにつける名前を入力します。
vCenter インベントリでのデプロイ場所も指定します。

※今回は「lab」という仮想マシン フォルダを指定しています。

vic-11-deploy-03.png

 

デプロイ先のリソースを選択します。

※今回は「vsan-cluster-01」という名前の DRS 有効クラスタを指定しています。

vic-11-deploy-04.png

 

仮想アプライアンスの情報です。シン プロビジョニングであれば、5GB 弱です。

vic-11-deploy-05.png

 

使用許諾契約書です。

vic-11-deploy-06.png

 

データストアを選択します。

デフォルトでは「シック プロビジョニング (Lazy Zeroed)」ですが、今回は「シン プロビジョニング」にします。

「vsanDatastore-01」というデータストアを選択しています。

ちなみに、VIC で Docker コンテナを起動するときに Docker Volume で vSAN を利用できますが、
それは VIC Appliance を vSAN に配置することとは特に関係しません。

vic-11-deploy-09.png

 

ポートグループを選択します。

VIC で作成する Virtual Container Host (VCH) では vDS の分散ポートグループが必要になりますが、

VIC Appliance は vSS の標準ポートグループでもデプロイできます。

vic-11-deploy-10.png

 

Appliance Security で、VIC Appliance の Root Password 入力します。

vic-11-deploy-11.png

 

Networking Properties で IP アドレスなどのネットワーク設定を入力します。

「2.6. FQDN」はあとで Web UI での Registry / 管理ポータル のリンクとして使用されるので、

実際に DNS / hosts ファイルなどで名前解決できるものを入力するとよいと思います。

vic-11-deploy-12.png

 

Registry Configuration で、Registry の admin パスワードと DB のパスワードを入力します。

※パスワード以外の項目はデフォルトのままでもデプロイ可能です。

スクリーンショットで見えない項目としては、
Registry の Garbage Collection の有効/無効、SSL Cert / SSL Cert Key を指定できます。

vic-11-deploy-13.png

 

Management Portal Configuration は、今回はデフォルトのままにします。

vic-11-deploy-15.png

 

Fileserver Configuration も、今回はデフォルトのままにします。

vic-11-deploy-16.png

 

最後に、これまでの設定値を確認します。

vic-11-deploy-18.png

 

VIC Appliance のデプロイが完了したら、手動で VM を起動します。

vic-11-deploy-21.png

 

VIC Appliance が起動されました。

vic-11-deploy-24.png

 

VIC Appliance へのアクセス。

Web ブラウザから HTTPS で、アプライアンスの TCP 9443 番ポートにアクセスすると、

VIC のコマンドラインツールと Web Client Plug-in のファイルがダウンロードできます。

※この環境では、すでに VIC Appliance デプロイ時に指定した FQDN を名前解決できるようにしてあります。

vic-11-deploy-26.png

 

これは、Linux などから curl コマンドなどでダウンロードすることも可能です。

ためしに適当な Linux からダウンロードしてみました。

[gowatana@client01 ~]$ cat /etc/oracle-release

Oracle Linux Server release 7.3

[gowatana@client01 ~]$ mkdir work

[gowatana@client01 ~]$ cd work/

 

curl で Web ブラウザ同様 9443 番ポートにアクセスしてみると、
目視でも簡単にわかるシンプルな応答が返ってきます。

[gowatana@client01 work]$ curl -k https://vic01.go-lab.jp:9443/

<pre>

<a href="com.vmware.vic-v1.1.0.zip">com.vmware.vic-v1.1.0.zip</a>

<a href="com.vmware.vic.ui-v1.1.0.zip">com.vmware.vic.ui-v1.1.0.zip</a>

<a href="vic_1.1.0.tar.gz">vic_1.1.0.tar.gz</a>

</pre>

 

curl で vic のコマンドラインツールをダウンロードしてみます。

[gowatana@client01 work]$ curl -ks https://vic01.go-lab.jp:9443/vic_1.1.0.tar.gz -o vic_1.1.0.tar.gz

[gowatana@client01 work]$ tar zxf vic_1.1.0.tar.gz

[gowatana@client01 work]$ ls vic/

LICENSE  appliance.iso  ui                  vic-machine-linux        vic-ui-darwin  vic-ui-windows.exe

README   bootstrap.iso  vic-machine-darwin  vic-machine-windows.exe  vic-ui-linux

 

このように、VIC 1.0 ではバラバラに提供されていた vic-machine コマンドも VIC Appliance に同梱されています。

[gowatana@client01 work]$ cd vic/

[gowatana@client01 vic]$ ./vic-machine-linux help

NAME:

   vic-machine-linux - Create and manage Virtual Container Hosts

USAGE:

   vic-machine-linux [global options] command [command options] [arguments...]

VERSION:

   v1.1.0-9852-e974a51

COMMANDS:

     create   Deploy VCH

     delete   Delete VCH and associated resources

     ls       List VCHs

     inspect  Inspect VCH

     upgrade  Upgrade VCH to latest version

     version  Show VIC version information

     debug    Debug VCH

     update   Modify configuration

     help, h  Shows a list of commands or help for one command

 

GLOBAL OPTIONS:

   --help, -h     show help

   --version, -v  print the version

 

HTTPS で TCP 443 番ポートにアクセスすると、Registry (Harbor) の画面が表示されます。

この Web UI には、admin / デプロイ時に指定したパスワード でログインできます。

※ 443 番ポートの指定は、Web ブラウザの都合上表示されていません。

vic-11-deploy-27.png

 

HTTPS で TCP 8282 番ポートにアクセスすると、VIC Management Portal (Admiral) の画面が表示されます。
なんと、トップページは日本語です。

vic-11-deploy-28.png

 

バージョンは 「.1」 上がっただけですが、製品っぽい形になってきたなと思いました。

 

そして、この後の VCH 作成~ Docker コンテナ起動はこんな感じです。

vSphere Integrated Containers (VIC) 1.0 をためしてみる。

 

以上、VIC 1.1 の VIC Appliance をデプロイしてみる話でした。