Skip navigation
2015

vSphere 6.0 の新機能や機能拡張 について

公開されている範囲(一部予想を含む)でお伝えします。

https://www.vmware.com/files/pdf/vsphere/VMware-vSphere-Platform-Whats-New.pdf


vSphere 6.0 の FT(vSphere Fault Tolerance)では 4 vCPU まで使用できるようになりましたが、

それ以外にも色々変更があります。

FT を有効化した VM の 2重化が、ストレージ単位でも 2重化されるようになりました。

 

前回はこちら・・・

vSphere 6.0 の 新機能について。(SMP-FT)

 

vSphere 5.5 までは、FT を有効にしている VM では

VM の構成ファイル(仮想ディスクの VMDK ファイルなど)を共有していました。

起動されている VM 単位では 2重化(冗長化)されているのですが、

そのもとになる 仮想マシン構成ファイルが冗長化される仕組みではありませんでした。

ft-vmdk-01.png


vSphere 6.0 からは、FT を有効化することで

VM の構成ファイルも  2重化されるようになりました。

プライマリ / セカンダリ VM それぞれが、完全に別 ESXi、別データストア(ストレージ)に

配置されるようになります。

ホスト障害だけでなく、ストレージ障害にも耐えられるようになります。


しかも、共有データストアだけでなく

ローカルディスクのデータストアにも配置できるようです。

ft-vmdk-02.png


しかも、仮想ディスク(VMDK)形式は

Eager Zeroed Thik だけでなく、Thin プロビジョニングでもよいようです。


個人的に、FT が複数の vCPU で使用できるようになったよりも

大きな改善ではないかと思います。


以上、vSphere 6.0 の FT での 2重化のしかたの改善についての話でした。

vSphere 6.0 の新機能や機能拡張 について

公開されている範囲(一部予想を含む)でお伝えします。

https://www.vmware.com/files/pdf/vsphere/VMware-vSphere-Platform-Whats-New.pdf


vSphere 6.0 では、vSphere FT で保護する VM に

4 vCPU まで割り当てられるようになります。


FT Server とは、

2台のサーバを1台に見せることで障害対策をするものです。

基本的に、1台のサーバがダウンしてもサーバは無停止で稼働したままとなります。

smp-ft-01.png


これを VM で実現したのが、vSphere FT です。

2つの VM で FT 構成をとります。


ただ、vSphere 5.5 までは、FT を有効にしている VM には

1 vCPU しか割り当てられませんでした。

smp-ft-02.png


vSphere 6.0 からの FT は、SMP-FT と呼ばれ

FT を有効にしている VM に 4 vCPU まで 割り当てられるようになります。

※vSphere 5.5 までの FT は、「レガシー FT」と呼ばれ、vSphere 6.0 でもまだ利用可能なようです。

 

ちなみに、以前の FT でも同様ですが、プライマリ / セカンダリ VM はどちらも稼働しているため、

4 vCPU を割り当てる場合は、プライマリ / セカンダリ VM それぞれに 4 vCPU、

あわせて 8 vCPU の割り当てをする(そしてリソースも消費する)ことになります。

smp-ft-03.png


いままで 1 vCPU では性能不足かもしれないと思って断念にしていた

色々なサーバで、FT を有効化できそうです。

ただし、VM あたりの vCPU 数だけでなく、ESXi あたりの制限もあるため

すべてを FT 保護するというわけにはいかなそうです。

※ESXi あたりの制限として、FT を有効化できるのは 4 VM まで、使用できる vCPU は合計で 8 個までのようです。

 

個人的に、「vCenter Server Heartbeat」の代替とかにもならないかと期待しています・・・


以上、vSphere 6.0 の SMP-FT についての話でした。

つづく・・・

vSphere 6.0 の 新機能について。(vSphere FT の 2重化の改善)

vSphere 6.0 の新機能や機能拡張 について

公開されている範囲(一部予想を含む)でお伝えします。

https://www.vmware.com/files/pdf/vsphere/VMware-vSphere-Platform-Whats-New.pdf


あまり派手な機能拡張ではありませんが、

ESXi 6.0 では、vCenter 経由の操作についてのログ情報に

実際に vCenter にログインしたユーザ名が出力されるようになります。


ESXi では、vCenter からの操作を「vpxuser」という ESXi ローカルユーザで実行しています。

vpxuser ユーザはパスワードが自動変更されるようになっており、

このユーザがいることで ESXi で root や他のユーザのパスワード変更をしても、

vCenter からの接続には影響がありません。


ただ、これまで vCenter からの操作は、

ESXi のログファイル(hostd.log) には vpxuser ユーザが実行したようにしか記録されませんでした。


vSphere 5.5 までは、vCenter ローカルユーザログインしたとしても、

AD ユーザでログインしたとしても、

vCenter からの操作は、下記のように「vpxuser」の操作としてログ出力されていました。

esxi60-log-01.png


vSphere 6.0 からは、たとえば

AD のユーザアカウントで vCenter にログインして ESXi 5.5 への操作をした場合に

user=vpxuser

とだけ表示されていたvCenter 経由操作のユーザ情報が・・・

ESXi 6.0 からは

user=vpxuser:<ADのドメイン名>\<ユーザ名>

といった感じになるはずです。

esxi60-log-02.png


vSphere では、vCenter からの操作を基本としていて、ESXi 直接ログインでの操作は推奨されていません。

そのため、ほとんどの vSphere での作業は

vCenter にvSphere Client / Web Client / PowerCLI 等でログインして実行されているはずです。

※ESX Shell や SSH も、デフォルトでは無効化されています。


そして、もともと vCenter からの操作は

vCenter 自身にイベント / タスク情報やログファイルとして記録されているため

ESXi 側のログファイルに実ユーザが記録されていなかったとしても、そんなに問題ないとは思います。

 

それでも、ESXi のログイン監査や障害解析をするときには

操作の実ユーザがわかりやすくなるため、便利な機能拡張だと思います。

たとえば、Syslog サーバや、LogInsight に ESXi のログを Syslog 転送していて、

ログイン監査を厳密にやりたい場合などにメリットがあるはずです。

 

以上、ESXi 6.0 のログ出力についての機能拡張の話でした。

vSphere 6.0 の新機能や機能拡張 について

公開されている範囲(一部予想を含む)でお伝えします。

https://www.vmware.com/files/pdf/vsphere/VMware-vSphere-Platform-Whats-New.pdf


海外の vExpert による vSphere 6.0 のブログ記事・・・

vSphere 6.0 vExpert Blog Articles Covering What's New, Installation, VVOLS, vMotion, VSAN, Web Client and much …

 

 

今回は、vMotion のトラフィックをあつかうネットワークについての新機能についてです。


あまり派手な機能拡張ではありませんが、vSphere 6.0 から、

vMotion が、ネットワークセグメントを越えて(L3 経由で)実行可能になりました。

 

vSphere 5.5 までは、vMotion でデータを転送するネットワーク(VMkernel ポートの vMotion ネットワーク)が、

vMotion 元 / 先で同じネットワークセグメントである必要がありました。

vmotion-l3-01.png


vSphere 6.0 からは、 vMotion ネットワークが別セグメント(L3 経由)でもサポートされます。

vmotion-l3-02.png


ちなみに、

この機能拡張は、ESXi の VMkernel ポートで使用するネットワークの話であり、

VM(上のゲスト OS) が使用する IP アドレスが vMotion 前後で自動変更されるわけではありません。

 

ゲスト OS の IP アドレスが vMotion 前後で変更されたりはしないので、

いわゆる「サービスで利用するネットワーク」のポートグループは、vMotion 先の ESXi (の仮想スイッチ)にも用意しておき、

ちゃんと vMotion 後にも、ゲスト OS が ネットワークに接続できるようにしておく必要があります。

 

VMkernel ポート(vmkポート) は下記のような画面で設定するものです。

※vCenter 5.5 の Web Client ですが・・・

vmotion-vmk-port.png


この機能ですが、たとえば

  • 既存の vSphere 環境を統合したり
  • 旧バージョンの vSphere 環境を vSphere 6.0 にアップデートするときにアドレス設計が変更できなかったり

といった場合などに、vCenter 間の vMotion や LD-vMotion とあわせてメリットがありそうだと思いました。

 

以上、vMotion が L3 を越えられるようになる話でした。

vSphere 6.0 の新機能や機能拡張 について

いくつか紹介してみようと思います。

※GA 前製品の機能紹介のため、公開されている範囲(一部予想を含む)でお伝えします。


公式な新機能紹介については、こちら。

What's New in the VMware vSphere 6.0 Platform

https://www.vmware.com/files/pdf/vsphere/VMware-vSphere-Platform-Whats-New.pdf



今回は、vCenter を越えてた vMotion についての紹介です。

 

 

まず、だいぶ前の話ですが

vSphere 5.0 までは vMotion と Storage vMotion はそれぞれ別に実行するようになっていました。

x-vc-vmotion-01.png


vSphere 5.1 からは、vMotion + Storage vMotion が同時実行できるようになり、

vMotion 元 / 先 の ESXi がデータストアを共有していなくても

ライブ マイグレーションできるようになりました。

(クロスホスト ストレージ vMotion や、x-vMotion と呼ばれています。)

 

これにより、共有ストレージがない小規模な環境でも vMotion が活用できるようになり、

大規模環境では VM を移動する手順(操作)が簡素化できるようになりました。

しかし、vCenter を越えて vMotion することはできませんでした。

x-vc-vmotion-02.png


vSphere 6.0 では、さらに機能拡張され

vMotion が vCenter をまたいで実行可能になります。

vCenter が複数台あるような大規模環境や、システム移行 / 更改などで活用されそうな気がします。

x-vc-vmotion-03.png


VM のもつタスク履歴などは、vMotion 先の vCenter に引き継がれるように工夫されているようです。

vMotion で移動された VM の MAC アドレスも、内部的なブラックリストで管理されて、

アドレス自動生成による重複は避けられるようです。


vCenter を越えた vMotion ですが、とくに専用メニューがあるわけではなく

普通の vMotion と同じように(vSphere 5.1 で可能になった x-vMotion と同様に)実行できそうです。

強力な機能拡張ですが、運用シーンでは

そのうち意識されることなく普通に使われるようになる気がしました。


以上、vCenter 間での vMotion の話でした。

こちらもどうぞ

vSphere 6.0 の 新機能について。(ネットワークをまたいだ vMotion)

gowatana Expert

もうすぐ vSphere 6.0。

Posted by gowatana Feb 8, 2015

今月 2015年2月の初めに、vSphere 6.0 が発表されました。

いくつか、新機能についての資料も公開されてはじめています。

 

VMware vSphere 6.0 の新機能(日本語)

http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vsphere/VMware-vSphere-Whats-New.pdf

 

What's New in the VMware vSphere 6.0 Platform(英語)

http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vsphere/VMware-vSphere-Platform-Whats-New.pdf


海外の vExpert による vSphere 6.0 のブログ記事も、VMTN で紹介されています。

vSphere 6.0 vExpert Blog Articles Covering What’s New, Installation, VVOLS, vMotion, VSAN, Web Client and much much more

http://blogs.vmware.com/vmtn/2015/02/vsphere-6-0-vexpert-blog-articles.html

 

VM に構成できる vCPU / メモリ等の上限値 UP や、

クラスタ あたりの ESXi 台数の増加といったスケーラビリティ強化はもちろん

以前から話題になっていた、

  • vCenter を越えた vMotion や、長距離 vMotion (LD vMoiton)
  • 4 vCPU をもつ VM での vSphere FT ※いままでは 1 vCPU だけでした。
  • vSphere Virtual Volumes(通称 VVOLs)

といった機能も追加されます。

ほかにも、色々と有益な改善や機能追加があるようです。


vSphere 6.0 は製品の正式なリリース(GA)前なので、

公開情報(と一部 予想)をもとに、

個人的に興味のある新機能や、機能拡張について紹介してみようと思います。


つづく・・・

昨年に ひきつづき vExpert 2015 を受賞しました。

毎日の VMware 生活を評価いただき、うれしいです。

vExpert 2015 Announcement


せっかくなので

趣味で VMware エバンジェリストをやっている者だ

と どこかで言ってみようと思いました。


今年は vSphere 6.0 や NSX あたりに取り組みたいと思います。

 

以上です。これからもよろしくお願いします・・・