OpenStack + vSphere を検証 / 勉強するための

vSphere OpenStack Virtual Appliance(VOVA)という仮想アプライアンスが存在します。

 

VMTN の OpenStack & VOVA のコミュニティのページはこちら。

Integrated OpenStack

 

前回、VOVA をデプロイしてみました。

vSphere と OpenStack。VOVA のデプロイについて。

 

今回は、VOVA でインスタンスを起動(VM 作成)してみます。

 

VOVA の OpenStack ダッシュボードからインスタンス起動。

VOVA で VM を作成する場合、

vSphere Client や Web Client からではなく、

VOVA の OpenStack ダッシュボードから起動します。

今回は、demo ユーザでログインします。

vova-nova-01.png


「プロジェクト」→「コンピュート」→「インスタンス」の画面で

「インスタンスの起動」をクリックします。

vova-nova-02.png


下記のあたりを指定して、「起動」します。

  • インスタンス名
  • フレーバー(VM のスペック)
  • インスタンスのブートソースと、イメージ名

「イメージ名」では、Glance で管理されている OS イメージを指定します。

VOVA には、デフォルトで cirros と debian のイメージが登録されているので、

今回は debian のイメージを使用してみます。

(日本語キーボードだと cirros のデフォルトパスワードの入力がつらかったので)

vova-nova-03.png


VM 起動が開始されました。

起動中(作成中)なので、状態が「Build」となっています。

vova-nova-04.png

 

しばらくすると、状態が「Active」になります。

この状態で、既に VM は作成され、起動もされています。

vova-nova-05.png

 

VOVA の nova コマンドからインスタンス起動。

VOVA に Web Client のコンソールや SSH でログインすれば、

nova コマンド等で OpenStack + vSphere 環境を体験することもできます。

 

ためしに、VOVA で「nova list」コマンドを実行すると、

先ほど作成した VM が表示されています。

この後、nova コマンドでインスタンス起動するつもりなので、

「nova flavor-list」でフレーバーの一覧も見ておきます。

vova-nova-06.png

 

VOVA には、デフォルトで2つの OS イメージが登録されています。

「glance image-list」で、イメージの一覧が表示できます。

vova-nova-07.png

 

「nova boot」でインスタンスを起動してみました。

ここまでで一覧表示してみた、イメージとフレーバーを指定してみました。

「nova boot ~」というコマンドラインですが、VM の起動だけでなく

vSphere での VM 作成も含まれます。

ちなみに OpenStack 環境だと、インスタンスの終了をすると

VM の停止だけでなく削除までされます。(AWS の EC2 みたいな感じです。)

vova-nova-08.png

 

「nova boot」実行後に、「nova list」を見てみました。

vova-vm02 というインスタンスが起動されつつあります。

vova-nova-09.png

 

当然ながら、OpenStack ダッシュボード側でも

コマンドで起動したインスタンスが見えます。

vova-nova-10.png


vSphere からの、OpenStack 管理下 VM の見え方。

VOVA から起動した VM を、vSphere 側(Web Client)から見てみます。

作成された VM の名前は、「インスタンス名」ではなく UUID になります。

クラスタ、ポートグループ(ネットワーク)、データストア(ストレージ)は、

それぞれ、VOVA のデプロイ時に「VMware Driver Configuration」で指定したものが割り当てられています。

 

ちなみに、br100 ポートグループが ESXi に存在しない場合は自動作成されるようです。

そして、vDS / vSS 両方に br100 ポートグループが存在する場合、vDS のものが使用されるようです。

vova-nova-11.png

 

VOVA と、本番むけの VIO (まだベータ中)では結構、違いがあるようで

おそらくコンポーネント構成などが変更されたり、使い勝手も変わったりすると思われます。

とりあえず VOVA については、

「OpenStack 管理による vSphere 環境の自動化が~」といった感じではなく、

OpenStack から操作される vSphere の動作を見るために使っていきたいと思いました。

 

以上、VOVA でのインスタンス起動についてでした。

つぎは、

vSphere と OpenStack。第3回 VOVA でボリューム作成。(Cinder)