このポストは
vSphere AppHA への道。Part 1. Hyperic の vApp デプロイ
のつづきです。
前回デプロイした Hyperic をセットアップしていきます。
セットアップ手順の流れ
- Hyperic の vApp デプロイ
- Hyperic のセットアップ ★←今回はここ
- Hyperic への VC 登録
- AppHA の OVA デプロイ
- AppHA と vSphereHA のセットアップ
- Hyperic エージェントの導入
- AppHA ポリシーの作成
- AppHA ポリシーの割り当て
手順
今回は、vApp を起動して、タイムゾーンを変更するだけです。
と おもったら vCenter 5.5 から仕様変更があり、タイムゾーンを変更しない方がよさそうです。
というわけで、無理に SUSE のタイムゾーンを変更せずに
vApp だけ起動して次へ・・・
仮想アプライアンス版 vCenter 5.5 の場合は、
ESXi 同様、うまく UTC で運用する方法を考える必要がるかもしれません。
こんな KB をみつけました。
Setting the Time Zone in the vCenter Server Appliance (2057956)
http://kb.vmware.com/kb/2057956
それでは、Hyperic の vApp 「vCenter Hyperic」を起動します。
最初に Hyperic 用 DB の VM
「vFabic_vPostgres_DB」が起動します。
Web Client のコンソールからアクセスすると
下記のような画面が表示されます。
vCenter の仮想アプライアンスなどと同様に、
Web ブラウザから下記にアクセスすることで設定ができます。
https://<vPostgres DB の IP アドレス>:5480/
DB の VM が起動すると、つづけて
「vCenter_Hyperic_Server」の VM が起動します。
こちらは、一般的な設定変更 UI である
https://<Hyepric Server の IP アドレス>:5480/
のほかに、Hyperic Server の UI にアクセスする URL
http://<Hyepric Server の IP アドレス>:7080/
も用意されています。
※こちらは、HTTPS ではなく HTTP でアクセスします。
Hyperic の Web コンソールにアクセスします。
https://<Hyepric Server の IP アドレス>:5480/
root ユーザのパスワードは、vApp のデプロイ中に指定した
hqadmin ユーザのパスワードと同じものが設定されます。
※タイムゾーンは UTC のままがよさそうですが・・・
私の環境では vCenter のタイムゾーンを 日本の「Asia/Tokyo」 にしていたので、
Hyperic のタイムゾーンも「Etc/UTC」から「Japan」に変更してみます。
ここでは省略しますが、
同様に vPostgres DB の VM のタイムゾーンも合わせておきます。
設定変更後、一度 Hyepric を再起動しておきます。
「vCenter_Hyperic_Server」の VM が起動したら、
Web ブラウザで Hyperic Server の UI にアクセスします。
http://<Hyepric Server の IP アドレス>:7080/
ちなみに、Hyperic の UI には、
これまで設定のために開いていた Web コンソールで
「vCenter Hyperic」リンクをクリックしても開くことができます。
Hyperic の UI には、
hqadmin ユーザでログインします。
この時のパスワードは、vApp デプロイ時に指定したものです。
Hyperic にログインすると、このような画面が表示されます。
次は、Hyperic に vCenter を登録します。
vSphere AppHA への道。Part 3. Hyperic への VC 登録
つづく・・・