環境 ESXi 6.5、vSphere6.5
約5TBのデータストア(VMFS6)を作成し、WindowsServer2012R2のVMのハードディスクに追加し(シックプロビジョニング(Lazy Zeroed))
OS側ではEドライブとして追加しています。
数週間前に、ボリューム シャドウ コピー サービス エラーが発生し、Eドライブにアクセスできなくなりました。
また、vSphereWebClientで5TBのデータストアのキャパシティを見ると下記のようになっております。
合計キャパシティ 5TB
プロビジョニングした領域 9TB
空き容量 0
追加したデータストアに原因があると思うのですが、対処法についてご教示ください。
5TBのEドライブは今のところ未使用のため、データを消すことは可能です。
現在の環境の確認ですが、
VMFS6 の実効容量 5TB のデータストアに
Windows Server 用に 5TB の 仮想ディスク(VMDK)をシックプロビジョニングで作成したものとは別に、
シンプロビジョニングで作成した仮想ディスクが存在していないでしょうか?
5TB のデータストアにシックで大容量のシックディスクを作成したため、
元からあったシンディスクが拡張できなくなり Windows Server 上でエラーとなったと思われます
その場合はEドライブをシンディスクで作り直す、または容量を見直す事で回避できると思います。
シンプロビジョニングで容量のオーバーコミットをした場合、データストア上の容量が枯渇すると書き込みが出来なくなり
仮想マシンの停止につながる事が多々あるので、
vSphere Client でデータストアの容量消費、ストレージ製品側のUIなどでストレージ側の容量消費の状況は適宜確認し
アラート通知などを設定しておくと良いかと思われます。
kawaman様
ご返信ありがとうございます。
>Windows Server 用に 5TB の 仮想ディスク(VMDK)をシックプロビジョニングで作成したものとは別に、
>シンプロビジョニングで作成した仮想ディスクが存在していないでしょうか?
もう帰宅したので確認はできないのですが
元々今回の5TBのデータストアとは別のデータストアにWindowsマシンを作成し運用しておりましたが
新たに5TBのデータストアを作成し、そこを5TBのEドライブとして追加しました。
もう一点確認するとすれば、データストアの中に別の仮想マシン・仮想ディスクが格納されているかの他に、
スナップショットが取得されており、それが容量を消費していないかを確認してみて下さい。
一般的に、データストアサイズギリギリまで仮想マシン・仮想ディスクを展開してしまうと
容量枯渇による書き込み不可・エラーや、性能劣化が発生するので10%~20%の余裕を持たせた方が良いです。
※ 今回の事象とは異なりますが、重複排除ストレージなどの場合、vSphere から見える容量とストレージ上で消費された容量が異なる事があるのでご注意ください。